
そんな疑問に答えます。
秋田北防波堤で実際釣りをしてみた感想とオススメの釣りの紹介をしていきます。
2020年の8月から解放された有料釣り場施設の秋田北防波堤。
2021年現在の秋田北防波堤の知っておくべき情報や筆者が釣りに行ってみて感じた感想を紹介していきます。
筆者はショアジギングをはじめて4年目のショアジギンガー。
初年度でマダイ・ヒラメ・イナダ・サゴシ・シーバスを釣ることに成功。
現在もショアジギングをメインに海釣りを満喫中。
Contents
秋田北防波堤の2021年の開放について

秋田市のコロナ警戒レベル引き下げになったことにより、2021年の6月14日から人数制限が100人から150人に引き上げられました。
また、東北6県に在住の方も秋田北防波堤を利用できるようになりました。
4月~11月の土日と祝日
開放時間については
5月~10月は6:00~18:00
4月、11月は7:00~16:00
となっております。
秋田北防波堤の場所を地図で解説

グーグルアースで秋田北防波堤の場所を確認↓
航空写真で秋田北防波堤の場所を確認する↓
秋田県秋田市飯島古道下川端
料金について

大人:1,000円
高校生:1,000円
中学生:500円
小学生:300円
また、レンタルライフジャケットは1日300円。
レンタル・ロッド一式(コマセ、仕掛け含む)は1日2,000円で借りることができます。
秋田北防波堤の高さについて

秋田北防波堤の高さは海面から約4mで、先端の100mは約2mとなっています。
海面までの高さが低いので、釣りがしやすいというメリットがあります。
また、低い堤防だと「高い波が来るのではないか?」と心配されますが、北側と南側に大きな防波堤で囲まれているので、沖からくる大きな波が当たらないというメリットもあります。
水深について
秋田北防波堤の水深は1m~8mくらいと言われています。
堤防の手前が1m。
約200m地点で5m。
約500m地点が6m。
約700m地点が8mくらい。
水深の深いポイントだけではなく、手前の浅い水深のポイントでも青物が釣れることもあるようです。
またボトム(底)はほとんどが砂地なので根掛かりするリスクも少ないです。
秋田北防波堤の長さは何メートル?

秋田北防波堤は長さが約800mあります。
船に乗らなくても800m沖のポイントで釣りができるのが、秋田北防波堤の最大のメリットかもしれません。
秋田北防波堤の釣果について

▼狙える魚種▼
黒鯛 | 真鯛 |
アジ | サバ |
ヒラメ | アイナメ |
イナダ(ワラサ) | メバル |
シーバス | キス |
カワハギ | マゴチ |
イカ | タコ |
釣果を見てみると、非常に多彩に魚種が釣れていることがわかります。
イナダやワラサなどの青物も釣れますが、さすがに回遊が少ないときはあまり釣れないようですが。
秋田北防波堤で釣りをするのであれば真鯛と黒鯛がオススメです。
筆者が実釣に行ったときも真鯛と黒鯛が結構釣れていました。
秋田北防波堤で釣りをする流れ

来客順に受け付けをします。
釣りをするためには入場誓約書を書かなければいけません。
- 釣り場に着いたら駐車場に車を停め、歩道付近にクーラーボックスを置いて場所を取ります。
- AM5:00頃になったらクーラーボックスを置いていた場所に並び、整理券を受け取ります。
- AM5:30頃になったら整理券の1番から受付をします。
20人ずつ受付をするほうに移動して手続き。
この時に先端を選ぶかどうか聞かれます。
筆者が釣行に行ったときも20番以内でも先端を取らない方もいました。 - 受付が済んだら順番に堤防へ向かいます。
AM5:45頃には堤防から先端に向かいましたが、移動に時間がかかったので、釣りを開始したのはAM6:10頃にはなっていました。
先端100mは早い者勝ち!

秋田北防波堤は2021年6月14日からは150人まで釣りをすることが可能です。
しかし、先端の100mは横幅が狭く、釣り人が密集してしまうこともあり、20人までしか入ることはできません。
先端をとるためには早く並ぶ必要があります。
筆者が釣行に行ったときはAM3:30ことに到着してギリギリ20番に入ることができました。
先端をとるためには、かなり早くから並ばなければいけません。
しかし、フカセやサビキ釣りをするのであれば、先端をとる必要がないため早く並ばなくてもOKってことです。
もし先着20名に入り込んで先端の権利をゲットした人は、先端しか釣りができないってワケではありません。
先端でも先端以外でもどこでも釣りが可能ってことです。
先着20名に入れなかった場合、先端以外の場所でしか釣りができないってことになります。
先端がいいってワケではない!

釣り人であればなるべく堤防の先端から沖に向かってキャストしたくなるものです。(僕もそのひとり…)
しかし、先端で釣りをしている方たちは、ほとんど釣果ナシ。
500~700m付近の方たちのほうが釣果に恵まれていました。
先着20名に入るとたしかに釣り場を選べる選択肢が増えるので有利にはなりますが、「AM3:00頃には釣り場に到着しないといけない」となるとハードルは高くなります。
以上のことから、AM5:00頃に釣り場に到着してサビキ釣りやフカセ釣りをするのがオススメです。
秋田北防波堤でオススメな釣り

実際に秋田北防波堤で釣りをしてみて、オススメできる釣りを紹介します。
秋田北防波堤はフカセ釣りがベストか
周りの釣り人を見ていて「一番いい!」って思ったのはフカセ釣りです。
理由は、真鯛と黒鯛がかなり釣れるから。
ほかの堤防ではこんなに釣れていることは滅多にありません。
秋田北防波堤は沖に800mも伸びている釣り場で、魚種も豊富なので釣れるってことでしょう。
しかも先端の100mじゃなくても600m~700m付近で釣れていました。
【秋田北防波堤】サビキ釣りもおすすめ!
秋田北防波堤を沖に向かってみた場合、左側は投げ釣りが禁止となっています。
理由としては、堤防の左側にはパイプラインがあるのでルアー釣りやウキ釣りができません。
投げ釣り禁止となっていますが、ウキ釣りなど軽く投げるのはやっている方がいました。
さすがにルアーをやっている釣り人はいなかったので、ルアー釣りはNGってことだと思います。
足元にサビキの仕掛けを落としてもアジが釣れていたので、パイプラインがある左側でもサビキ釣りにはいいと思います。
家族でサビキ釣り
秋田北防波堤では、小さい子供を釣れた家族連れにはめちゃくちゃいいと思いました。
理由としては、
- 300円でライフジャケットをレンタルできる
- 2000円で釣り竿&リール、サビキ仕掛け、バケツなど一式がレンタル可能
釣りの道具を持っていなくてもレンタルでサビキ釣りを楽しむことができます。
サビキ釣りをするのであれば先着20名の先端を取る必要もありませんし、パイプラインのある左側でも釣りをすることが可能になります。
駐車場にはトイレもあるので、子供や女性の方にもやさしい釣り場です。
秋田北防波堤はアジングもオススメ

僕は秋田北防波堤でアジングをやりました。
釣りをするポイントとしては先端付近が反応がよかったです。
とくに先端から左側にキャストすると釣果がよかったです。
また先端から沖に向かってキャストするのも、かなりアタリがありました。
先端から沖に向かって気キャストした場合、足元に根掛かりしてしまうポイントがあるので注意が必要となります。
アジングでアジとメバルが釣れました↓
秋田北防波堤でのデメリット!?

秋田北防波堤は800mも沖に向かって釣りができるため他の堤防よりも釣果に恵まれる可能性は高いと言えます。
しかし、実際に釣りをしてみて「ここはイマイチかも!?」って思うところがあったので紹介します。
早く並んでも釣りができるのはAM6:00過ぎ

釣りをしてみて感じたのは、堤防内に入場するまでに大変ってことです。
先端を取るのであれば、かなり早い時間から釣り場に向かわなければいけないので、結構疲れます。
【秋田北防波堤】朝まずめ・夕まずめには釣りができない

これが最大のデメリットかと思います。
朝まずめ・夕まずめは釣り人にとってゴールデンタイムです。
しかし、秋田北防波堤は
5月~10月/6:00~18:00
4月、11月/7:00~16:00
となっています。
6~8月くらいは4:00くらいには朝まずめとなるので、6:00となると朝まずめが終了した時刻となってしまうのです。
夕まずめに関しても、6~8月は19:00過ぎに夕まずめとなります。
しかし、夕まずめ前の18:00には退場しないといけないワケです。
安全面を考慮した秋田北防波堤だから仕方ないことだとは思いますが、マズメに釣りができないのは釣り人からすると厳しいと言えます。
堤防が長いので移動が大変
800mも沖に向かって行けるのが最大のメリットではありますが、その反面、「移動に時間がかかって大変」ってのがあります。
途中では階段もあるので、重い荷物がある場合は結構な重労働になってしまいます。
秋田北防波堤の便利アイテム
秋田北防波堤で釣りをするときには、ほかの釣り場では使わないような道具が必要になります。
ここからは秋田北防波堤で釣りをしてみて実感した、あると便利な道具について紹介します。
クーラーボックス(2個)
普段の釣りでは釣った魚を入れるためのクーラーボックスを持参すると思いますが、秋田北防波堤では2個あると便利です。
理由としては、食料と水分を持っていくため。
秋田北防波堤は沖に向かって880m伸びている堤防です。
筆者が堤防の先端まで釣り道具を持って歩いたところ、20分以上かかりました。
荷物が重くて移動に時間がかかった…というのはありますが、片道で20分くらいはかかると思っていたほうがいいです。
「ジュースを飲むために車へ」「お腹が空いたから一回車に戻ろう」っていうのは、往復で40分も移動にかかってしまうことになります。
夏であれば特に、食料とジュースを入れたクーラーボックスが必須になります。
キャリーカート(アウトドアワゴン)
秋田北防波堤で釣りをするのであれば、クーラーボックスが2個必要になると言いましたが、僕はキャリーカートを使用しました。
キャリーカートでもいいのですが、「アウトドアワゴンがあるとめちゃくちゃ便利だな…」って思いました。
たとえば3人で釣りに来て、アウトドアワゴンにクーラーボックスや釣りの道具を入れて押してくることで、重い荷物を持たなくていいので長距離の移動が楽になります。
1人で釣りに行くのももちろんいいのですが、数人で釣りに行って「アウトドアワゴンに荷物をまとめていければ便利だな」って思いました。
秋田北防波堤【まとめ】

今回は秋田北防波堤について紹介しました。
- 料金は大人:1,000円
- 防波堤の高さは海面から約4m。
先端の100mは約2mの高さがある。 - 防波堤の長さは約800m。
- オススメの釣りはフカセ釣り、サビキ釣り、アジング。
周りの釣り人の釣果を見てみると真鯛と黒鯛の釣果が多くありました。
サビキ釣りでは堤防の先端でなくても釣果が見込めるので、家族連れでの釣行もバッチリです。
注意点としては、
- 先端の約100mは幅が狭くなっているので、キャストするときは注意が必要。
- 堤防の距離が長いので、キャリーカートなどが必須。
- 夏でも入場できるのはAM6:00からなので朝まずめは終わってしまう時間帯である。
といったことが挙げられます。
とはいえ、魚影が濃いのはたしかだと思います。
安全性もしっかりしているので、釣り初心者でもオススメできる釣り場。
真鯛や黒鯛、ヒラメ、マゴチ、シーバス、イナダ、などの魚種も釣れる釣り場なので万人にオススメできる釣り場です。


最後までご覧いただきありがとうございました。